2019年5月24日。この日は「天中殺」をテーマにお茶会が開催されました。
「天中殺」について、一般的に日本国内では少し怖い印象があるようです。占術家であり、タレント・作家でもある細木数子氏がメディアで広めた「大殺界」という文字から伝わるイメージがあるからかもしれません。
実際に今回のお茶会の冒頭で「天中殺ってどんなイメージがありますか?」と訊ねると「イヤがことが起きる時期」というような回答が多く挙げられました。
そんな天中殺ですが、講師の尚さんによると「天中殺」を味方につけることで人生をより良くできるヒントがあるばかりでなく、性格や才能、自分が活躍できる世界のヒントまでもが掴めるというのです。
尚さんが開催するお茶会の中でも特に人気のあるテーマ、「天中殺」。
今回はそちらのお茶会を、『ふわり鑑定所』メディア編集室よりレポートをしていきたいと思います。それではいよいよスタートです!
これをするとイヤなことが起きるという約束事がある
「天中殺はイヤなことが起こりやすいんです」。
でも実は、“これをするとイヤなことが起きるよ” という約束事があるんです。それをやるとイヤなこと、怖いことが起きてしまうのですが、それさえやらなければ“めっちゃいい時期” なんです」。
冒頭から始まった、尚さんからの衝撃発言。
どうやら「天中殺」というのは、一般的な認識や言葉のイメージからすると “怖いもの” と考えがちですが、ある「約束事」に気をつけさえすれば、“非常に良い時期” のようです。
さらに尚さんからはこう続きます。
「皆さんにお伺いしたところ、天中殺ってイヤな時期、怖い時期、動かない方がいい時期っていうように、「時期」を重要視されているように感じたのですが、実は天中殺って時期だけじゃないんです。いろんなことがわかるんです」。
「今日は、“天中殺でわかる3つのこと” をお伝えしますね!」
「ひとつ目は皆さんもご存じの「時期」です。怖い時期とか危険な時期とか。この日、この月、この年は大人しくしていたほうがいいよ、と言われているもの」。
「2つ目は、“性格と才能”。3つ目が、“自分が活躍出来る世界” です。運命学の世界では、満足度の高い世界というように表現されます。要は居心地がいいっていうことなんです、その世界にいると」
「そうすると満足度も上がるし、その中で自分の才能を発揮できるから活躍できる。そういう、良い連鎖が回りやすい世界というのが私たちには “必ず” あるんです。それら3つを天中殺から知ることができます」。
ということで始まった今回のお茶会。今日は順番にひとつずつ、
- 時期
- 性格・才能
- 活躍できる世界、満足度の高い世界
という流れで「天中殺」の全貌を一緒に見ていきたいと思います。
そもそも「天中殺」とは何なのか?
「天中殺の説明の仕方はいろいろあるんですけれど、かんたんに言うと「夜の時期」です。人生には昼と夜があって、その夜の時期に相当するのが天中殺なんです」。
というように尚さんからの説明が始まったのですが、これがとってもわかりやすかった。
基本的には日中というのは仕事をしたり家事をしたりというように、日々の中でやらなくてはいけないことを中心に活動をすることが多いと思います。
これについてお茶会の中では、「役割」という表現がありました。
人によってさまざまですが、生きていく中で人は「母親」としての自分、「妻」としての自分、「上司」としての自分、「PTA役員」としての自分、というようにさまざまな役割を、場所やシチュエーションによって分けています。
尚さんはこれを「鎧(よろい)」と例えていて、夜になるとそれを脱いで「本来の自分」に戻ると解説していました。
「じゃあ、夜ってどういうふうに過ごしていますか?」
そう質問を投げかけると、参加者の方々はそれぞれの「夜の過ごし方」を発表しました。
全体の傾向として、自分のために時間を使ったり、ご褒美をあげて自分を満足させる、普段できないようなことをする、労わってあげる、というものが多い印象でした。
全員の発表が終えるのを確認すると、次に尚さんはこう続けました。
「じゃあその夜の時に、昼間やっていることをだったりとか、夜に本来すべきことをしないで、昼間と同じことをしてしまったとしたらどうでしょうか?」
「睡眠時間を取らないで、そのまま徹夜で昼の延長線をずっといくって感じです。どうでしょう。心身ともにちょっと疲れてきませんか? そしたらどうなります? これが天中殺の時期の現象なんです」。
「この時期にいつもと同じように頑張ったりムリをしてしまうと、気分が悪くなったり、仕事の出来が悪くなったりしてしまうんです。病気になるとか、事故に遭っちゃうとかもそうです」。
「判断力が鈍っているから、冷静に判断ができずに起きてしまった事象ですよね」。
「ということは、その逆をやればめちゃめちゃ満足度が高くないですか? 夜っていうのは、自分のために時間を使ってあげるとか、明日の準備として自分が困らないようにするとか。マッサージを受けるとかの癒しもそうです。自分を労ってあげますよね」。
「あとは何かを学ぶというのもいいですね。今までに興味はあったけれど、なかなか日常生活忙しくて学べなかった。そういうものに取り組むのもいいです。本を買ってみようとか、学んだものを外にアウトプットするというのもいいですね」。
「そういうことに時間を使っていくと、実は普段よりも成果が倍以上に上がるんです。すごい勢いで上がります。これを知っている人はこの時期にしっかりと学びを何らかの形にすべく力を注いでいます。いわゆる一点集中で努力する時期ですね」。
「要は、肩の力を抜いてリラックスをしつつ、やるべきことを淡々と行なっていく時期なんですね (^^」。
「そこで休んでおくとまた元気に動けますよね。夜にちゃんとぐっすり身体を休めてあげると、次の日に元気になりますよね。疲れもなくなっています。だからこの時期はそういうことを大切にする必要があります」。
「これが天中殺の “約束事” であり、天中殺を使った “開運方法” なんです」。
「実はもうひとつ、天中殺に起こることがあります」。
「今までもし、ガマンをしたり、誰かのために頑張り過ぎちゃうというように、自分が自分らしく在れない時間が多かった場合、そのツケがここに出ます。天中殺は、ツケを清算する時期になります」。
「そもそも良いことっていうのは、両方にとっていいことじゃなきゃダメなんですよ。商売でも三方良しって言いますよね。最近は四方良しというのもあって、自分に良し、相手に良し、世間に良し、宇宙に良し、とかって言います」。
「自分を犠牲にして誰かを支えることも、やっぱり人生の中で必要なことってありますよね。例えばご両親の介護だったりとか、お子さんの学費の捻出のために頑張るとか」。
「もちろんそうです。それが悪いわけじゃないんです。ただ、度がすぎると、どうしても自分自身の気持ちがおかしなことになって、「これだけやってるのにー!」ってなってしまうわけです。私もよくやってしまいます、未熟なので(笑)」。
「この三方良し、四方良しの考え方がきちんとできている場合は、天中殺の時期は逆に、自分が困ってる時に手を差し伸べてもらえる時期だったりもします」
「じゃあ、その時期はいつなの? って話ですよね。それを今から一人ひとり、鑑定書を見ながら一緒にみていきましょうか」。
(こうしてお茶会は、講義からワークへと入っていきます)
あなたの才能と、活躍できる世界を知る
尚さんのお茶会に参加すると、「自分だけの鑑定書」を渡されます。生年月日を元にして作成された表のことで、「命式」と呼ばれています。
これだけを渡されてもチンプンカンプンなのですが、お茶会の中ではそれぞれのテーマに合わせて、この鑑定書を一緒に読み解く中で「自分を知る」ということを深めていきます。
「性格・才能」の世界を見ていくと、①自覚できている性格や才能のほか、②自覚することが難しい先天的な性格や才能、という2種類が存在するそうです。
今回の「天中殺」から見えてくる性格や才能は、後者。先天的にもっているがゆえに、自分では気づくことのできない才能を発掘していくことができるといいます。
「天中殺からみる性格っていうのは、結果的にそうなっているから、後で気づくというパターンです」
無意識にできてしまう才能であり、無意識であるがゆえに、無自覚にその才能を使って自分の世界を作っていってしまうもの、と考えることもできそうです。
「そもそも天中殺っていうのは、自分が意識する・しないに関係なく、現実として起こること。無意識に起こしていることなんです」。
「意識しなくても空気吸ってますよね、おなかすいたら食べますよね。そんな風に、意識しなくても必ず現実として起こってくること。これが鑑定書の『天中殺』には記されているわけです」。
「その中でも『運』っていうのは顕著に出ています。持っている『運』、持っていない『運』っていうのが天中殺ではハッキリわかるんですね」。
「財運や仕事運が欲しいなと考える人は多いのですが、残念ながら、持っていない人は持っていないんです。この運に恵まれているのが申酉さんです」。
「財っていうのはお金に限らず、信用・信頼も入ってきます。動産・不動産、信用・信頼。でもこれを掴むためには『条件』があるわけなんです。それは何かというと、『自分のペースを大事にする』こと。これが条件です」。
「一方で、寅卯さんは、『家族運・配偶者運』に恵まれています。配偶者に限らず、自分の人生におけるパートナーもですね。仕事でもそうですし、友達もそう。これを掴むための条件は、『計画的に行うこと』です。どうしても脇が甘くなってしまうのが寅卯さんの特徴でもあるからです」。
「辰巳さんは、現実的なことすべてに恵まれています。不思議でしょ? 範囲が広すぎて、もはや何に恵まれているのかわからない状態(笑)。ざっくり言うとほかの人たちより、すべてのものごとがうまくいきやすいです」。
「そのための絶対的な条件は『五感を使っていますか?』という話。あーだこーだと考えすぎていませんか? ということ」。
「寅卯さんは直感で動きすぎなんですが、辰巳さんは直感を大事にすることがとっても大切です。五感を使ったりとか、精神的なものに触れる機会を多くするといいです。芸術品でも歌でも」。
「そうすることで、未来を予言できるようになるのが辰巳さんです。理由もなく、『半年後あたりに突然臨時収入が来るかも』と感じたことが現実になる才能です。五感を使うと、これがどんどん開花されていきます」。
「ここまでをまとめると、自分が持ってるものを知り、そこから成果を得るためにはどうしたらいいのかっていうことを意識的して行動に落とし込むことで、得られるものが大きくなるのが、天中殺の活かし方です」。
「それに合わせて受け取る器も大きくなってきますが、逆にいうと器が小さいと受け取れません。分かりやすいのが宝くじで、器がないと宝くじに当たっても破産してしまいます。反対に、器があるとうまく運用しますよね。そのちがいです」。
「天中殺」からみる3つの視点、まとめ
今回のお茶会では、天中殺からみる「3つの視点」をお届けしました。
- 時期
- 性格・才能
- 活躍できる世界、満足度の高い世界
天中殺というのは、「怖い時期を知らせるもの」というよりも、「いつ息抜きをすればいいのかな?」を知らせてくれるもの。きっとそのように見え方が変わった方も多いのではないかと思います。
息抜きをしてリフレッシュをして、この先の人生をまた元気よく歩んでいくためにどうしていったらいいのかなというのを教えてくれるもの。それが「天中殺」ということでした。
多くの場合、人は自覚できている性格や才能に目を向けてしまいがちですが、実際は無自覚の才能であったり、ゆえに否定してしまっている才能のほうが大切になってくると尚さんは話します。
なぜならそれこそが、この現実において形となり出現してくるものだからです。
今日は天中殺をテーマに、その時期であったり、幸運の時期、流れているものを掴むための方法、自分がもっている性格や才能のを活かし方を学びました。
『ふわり鑑定所』尚さんのお茶会では、講義の時間が1/3、鑑定書を一緒に読み解く時間が1/3、みんなでお茶を楽しみながらワイワイと運命学をベースに雑談をするのが1/3、という和やかで楽しいムードの中で行われます。
一枚の鑑定書から、無限のごとくさまざまな自分の情報を知ることができる運命学。ぜひ気になった方は参加してみてくださいね。
ふわり鑑定所、メディア編集室よりお届けいたしました!