「27歳の頃、飲食店の経営者となり、失敗しました」
「元旦那さんの借金の資金繰りをしたり、自己破産することもありました」
──明るく朗らかなみどりさんの見た目から想像もできないような、あまりに衝撃的な言葉が次から次へと飛び出すことに驚きを隠せなかった…。
これが、実際にインタビューをさせてもらった時の素直な感想でした。
現在、みどりさんは広島県に在住で、「運命学の鑑定士/カウンセラー」のお仕事をされています。
これからの展望としては、現在の師にあたる剣持尚さんの住む「成田エリア」でのコミュニティ立ち上げにかかわったり、スタッフとして下支えをしたりしながら、
その一方で、「この人こそは」と感じた人たちを広島に呼び、講座やイベントなどを実施。今後はその活動もさらに展開していきたいという野望も語ってくれました。
仲間やつながりを増やし、各地に幸せのネットワークを作っていこうと試みる。
そう願うひとりの女性のストーリーを今日はお伝えしていきます。
カウンセラーを始めたきっかけ

2018年の3月に独立するまで、長きに渡り組織の中で経営者の実務とメンタルの両面を支えてきたというみどりさん。
専門知識としては運命学のほか、下記の資格を取得。
シータヒーリング、キネシオロジー、レイキ(サードまで)。ヨーガ講師、ヨーガ療法士(YTC1年,YTIC2年修了)。日本プロカウンセリング2級、などの資格を取得。
現在のお仕事につながるキャリアとして、まず最初にスタートした肩書きが「カウンセラー」。
そのきっかけについてみどりさんは、
「経営者の方と話しているだけのつもりが、相手からすると大きな気づきやヒントがあったようで、ただの会話がとても喜ばれていたんです」
「自分が苦しい時期があるので、ラクになるヒントを私の経験から伝えれるのであればと思い始めました。これが今からおよそ10年前の話です」
と話してくれました。
そこから時を経て、「運命学」による鑑定やセッションをするようになります。
10年前からカウンセリング技術を学び初め、カウンセラーとしても7年以上の実務経験をもつみどりさんのセッションは、「運命学鑑定士」としての再スタート後もとても評判がよく、お客様からも喜びの声が集まっています。
少しだけご紹介させていただくと…
(B=Before A=After)
B: どこに行っても居場所が無いような気がしていた
A: 自分がどういう存在かわかりました!それならどこに行っても大丈夫です!
(50代女性)
B: 複数の人にお付き合いを申し込まれ、誰を優先して良いかわからない
A: 誰がではなく、何が自分にとって大切なのか明確になりました!
(20代女性)
頭で大丈夫と分かっていても、胸が不安でどうしようなく、気持ちが落ち着かずにいましたが、仕組みが分かると気が楽になりました。
自分を知るって大事ですね。これからどんどん活用して行きたいと思います。
ありがとうございました。
(三重県 Hさま)
元々カウンセラーとしてだけでも十分にお客様から喜ばれていたにもかかわらず、なぜ「運命学」を取り入れたのか?
その背景について、みどりさんはこう説明してくれました。
「まだ日本では一般的に、何か悩みがあったとしてもカウンセラーさんのところへ行くような文化はありません。どうしても精神的な疾患かなにかがある場合に頼るところ、というイメージがあります。
そこで目を向けたのが『占い』です。これだと女性にとってはハードルも低く、利用していただきやすいのではと考えました」
ではここから、みどりさんの「運命学鑑定」の特徴をお伝えすると共に、
現在の活動を支える想い、それを突き動かす「原体験」とも呼べる壮絶な過去を交え、インタビュー形式でお伝えしていきたいと思います。
「自分を生きる」ことを知らなかった過去

── ご自身を語る上で、「ドラマティックな人生」というのがキーワードになるというお話を伺いました。
みどり:OLの自分がいきなり、わけもわからない状態で飲食店の経営者になってしまい、失敗。まだ26~27歳の頃でした。ほかにも、2度の結婚と離婚、中絶、流産と、ちょっと口に出すのもすごいようなことばかりが人生の中で起きていました。
私自身は、大好きな人たちのお手伝いをしている気持ちであったり、貢献のつもりだったのですが、あるとき自分をふり返ると、不安や焦りから、「役に立つ自分でないといけない」という劣等感のかたまりだったということに気づきました。
心理学を勉強し始めることで自分を受け入れることもできるようになり、ようやく自分で自分の道を歩けるようになったことは本当に大きなできごとでした。
── カウンセリングや心理の勉強を進める中でいつしかそれが職業になるわけですが、なぜ最近になって「運命学」も取り入れるようになったのですか?
みどり:統計学なので、生年月日を根拠に伝えられるようにしたいと思ったことがひとつ。
もうひとつは、良い意味で「あきらめる」ことができる点も魅力だと感じています。
私は運命学でいうと、天真爛漫な星なんです。特徴としては、後先はあまり考えず、後悔さえしなければ何でもできるタイプの人間です。見方を変えると、ちょっとだけ騙されやすい星なんです。苦笑
でも、そういう星の下に生まれたんだって思えれば気持ちを切り替えられますよね。そういう特徴があるってわかっていれば、何かを決めるときにもいったん冷静になることができる。
自分自身の生まれ持った資質を受け止めやすくなる。そんな役割が運命学にはあるように感じています。
運命学の「師」との出会い

── どういうきっかけで「運命学」の師である剣持尚さんと知り合ったのでしょうか?
みどり:スピリチュアルマルシェというイベントに出店者側で参加していたとき、ちょうど自分の目の前で尚さんが鑑定をされているのをみて、ちょっと受けてみたいなと思ったのが始まりです。
どういう占いをする人なんだろう、どういう鑑定をしてくれるんだろう?
そういった興味から始まり、少しずつ尚さんの言葉に惹かれていったという流れだったかなと思います。
潜在意識や使命星のお話。どういう風に生きたらいいのか、どんな職業に就けば生きやすいのかという目星が立ちましたし、運気や運勢もわかるので、動くときと休むときがいつなのかもわかる。
運気が悪いときは空回りして当然でもあるので、変に焦らなくなる。そういうのが分かってしまうというところに面白さを感じました。
── そこから実際に「運命学」を学ぼうと思ったのはなぜですか?
みどり:講座を受け始める前に一度、尚さんには私の地元である広島に来てもらったことがあるんです。そこで講座やお茶会を開いたのですが、それがまた面白かったんです。
「天中殺」という、トラブルや課題の多い時期の過ごし方の話や、自分の得意・不得意をわかる内容のものを伝えてくれて、ますます「運命学」にのめり込みました。
そしたらちょうど、養成講座のようなプログラムを開発しているとのことだったので、その一期生として参加させていただくことにしました。
師、剣持尚の人柄とは?

── みどりさんから見た「剣持尚」という人間は、どういう方なのでしょうか?
みどり:強い精神力をもっていて、珠玉のことばをもって人に伝え、感嘆の状態にさせてしまうような、そんな人です。一方でプライベートの時には「ふにゃ~」っとしてる(笑)
広島から名古屋の距離を本気で2~3,000円で行き来できると思っていたりとか…。お仕事のときはどんな質問にもピシっと答えてくれる頼もしい存在なので、そのギャップも魅力ですね。
── 講師としてはどういう教え方をする人ですか?
みどり:とにかくわかりやすいのと、人を怖がらせるということをしないですね。占いって時にちょっと恐ろしいこともあったりしますが、それを独自の捉え方でフラットにしてくれるというか、気にしなくていい、大丈夫なんだって思わせてくれるところも尚さんの特徴だと思います。
「しいたけ占い」さんみたいに寄り添ってくれつつ、でも思いっきり背中も押して励ましてくれるような、そんな鑑定をしてくれるんです。
ほかの占い師さんのところへ行ったりすると、「あなたにはこういう特性があるね」みたいな部分は教えてくれるけど、そこ止まりなことも多いなと感じています。
そこをさらにもう一歩、もう二歩目、と踏み込んで伝えてくれるのが「剣持尚の運命学」なんだと思います。
これから「運命学」を通して伝えていきたいこと

── これからの活動について、展望をお聞かせください。
みどり:2018年3月の独立以来、おかげさまでお客様も少しずつ増え、夏にはちょっとまとまったお金を「運命学」の鑑定を通していただけるようにもなりました。
その過程で、自分が自分であることを認め、個性が輝きだすお手伝いもできてきたように思います。
現在は生年月日から読み解いた鑑定の結果を、10枚以上のPDFファイルでお届けしたり、そこからカウンセリングに発展させたメニューを提供したりしています。
今後はもっと直接、人に会って鑑定をしていきたいなというのと、ただ鑑定を受けるというだけでなく、私が伝えていることに共感して一緒に広げてくれる仲間も増やしていきたいなと考えています。
「運命学」は人生の指針です。自分をよりよく知れる手段。
特に地元の広島には「自分を生きる」「個性を生かす」という文化を広げる余地がまだまだあるようにも感じています。
私自身、刺激がとても好きなのと、人と人とが出会うことによる化学反応みたいなものを見ることも大好きなので、素敵な人をもっともっと広島に呼んでいきたいなって思っています。
